2020年8月3日
今回は、65歳超雇用推進助成金とは何かについて詳しく説明していきます。
高年齢者が意欲と能力のある限り年齢に関わりなく働くことができる生涯現役社会を実現することを目的として、65歳以上への定年引上げや高年齢者の雇用管理制度の整備等、高年齢の有期契約労働者の無期雇用への転換を行う事業主に対して助成するもの。
支給対象となる事業主の要件については主に以下が挙げられています。
・雇用保険適用事業所の事業主であること
・助成金の審査に必要な書類等を整備、保管している事業主であること
・助成金の審査に必要な書類等を機構の求めに応じ提出又は提示する、実地調査に協力する等、審査に協力する事業主であること。
キャリアアップ助成金には、2021年1月現在で3つのコースに分かれています。
コース名とそのコースの目的は以下の表のようになっています。
コース名 | |
65歳超継続雇用促進コース | |
高年齢者評価制度等雇用管理改善コース | |
高年齢者無期雇用転換コース |
65歳超雇用推進助成金には全部で3つのコースがありますが、高年齢者無期雇用転換コースの支給額とその要件を例にして記載いたします。
中小企業 | 48万円(生産性要件を満たした事業主は60万円) |
中小企業以外 | 38万円(生産性要件を満たした事業主は48万円) |
支給申請期間については、各コースで以下のようになっています。
65歳超継続雇用促進コース | 定年引き上げ等実施後2ヶ月以内に申請 |
高年齢者評価制度等雇用管理改善コース | 計画開始の3ヶ月前の日までに申請、支給の際は計画期間終了日の翌日から6ヶ月後の日の翌日~その2ヶ月以内に申請 |
高年齢者無期雇用転換コース | 計画開始の2ヶ月前の日までに申請、支給の際は対象者に対して転換後賃金を6ヶ月分支給した日の翌日から起算して2ヶ月以内に申請 |
65歳超雇用推進助成金には3つのコースでその目的や支給額などが大きく異なります。
中小企業のみなさまが、助成措置を活用しつつ、高齢者雇用を積極的に図る際に、必ず役立つことと思います。
もし、困ったことがあれば弊社までお問い合わせください。
https://www.jeed.go.jp/elderly/subsidy/index.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139692.html